

はじめに
Introduction
こんにちは、杉山博一・仲山進也です。
私たちは、さまざまなコミュニティ運営やファシリテーションの実践・支援を軸に活動しています。
そのなかで、これからの時代に求められる「コミュニティ・マネジメント」のスキルや知識をしっかり学べる場がほしいという声を多数いただき、2023年に「オシロ大学コミュニティマネージャー学部(コミュマネ学部)」を開設しました。
「コミュマネ学部」は、
・「すこやかで長続きするコミュニティ」をつくるための考え方や「学びのファシリテーション」の技法を学び合う実践コミュニティ
・形式は、クローズドのオンラインコミュニティ(月額制)
・テーマは、オンラインだけでなく、リアルなコミュニティまで含めた範囲
・対象は、コミュニティマネージャー職についている人だけでなく、「顧客コミュニティをつくりたい」とか「これからの組織づくりにはコミュマネ的なふるまいが重要だ」とか「学び合いの場をつくりたい」と考えている人など、これからコミュニティについて学びたい方
です。
2年間、あえて新メンバーを募集せずに運営するなかで、いろいろなことがわかってきました。
・アクティビティ(お題)の難易度はどのくらいがよいか(やや難易度が高かった)
・定例会「あり」と「なし」の違い(定例会だいじ!)
・相互理解が進んでいくと、共創(コラボ)が生まれていくこと(実際に発生した)
・メンバーが杉山の話を聞いて「杉山さんはどこを切ってもコミュニティなんですね」と言い、杉山の社内報(週報)を見たメンバーが「これ、毎回見たい」と言った(特別なことをしなくてもコンテンツがある)
・「コミュニティ」と「読書会」の相性がよさそう(今回から採用)
これらの学びや見えてきたことを踏まえて、この度リニューアル&メンバー募集をすることになりました!
コミュニティ活動の流れ
Process
コミュニティ運営やファシリテーションは実践あるのみです。座学だけでは身につきませんし、単なる実践だけでも効果的な学びになりません。
そこで「コミュマネ学部」では、コミュニティや組織運営、ファシリテーションに関する書籍の「読書会」を行います。本をきっかけに、メンバーそれぞれの実践談がシェアされたり、気軽に相談できたり。
ただし、どんな読書会の進め方になるかは決まっていません。
ある意味、毎回が「読書会の型を試す実験」になるかもしれません。
「事前に読んで集まる会」に対して「読んでこなくてもいい、ハードルの低い読書会」とか。
なんなら「読書会」じゃなくて「ゲーム会」があってもいいかも、とか。
みんなで試行錯誤をしながら、コミュニティを活性化するアクティビティの知見を増やしていけたらよいと考えています。
読書会後は、その日の学びを以下の「ふりかえり」の型に沿って、コミュマネ学部オンラインキャンパス内で共有(投稿)します。
・何が起こったか(事実)
・どう思ったか(解釈)
・得られた学びは何か(抽象化・規範化)
・これからどうするか(適用)
これらの問いに答えることで、自分の学びを言語化する習慣がつきます。また、他のメンバーのふりかえりを読むことで異なる視座や視点を学び、自分の参考にすることができます。
「こんな考え方があったのか!」
「この話し合いの方法は自身のコミュニティで活かせそう!」
「あのファシリテーションはうまい!」
などのノウハウやヒントが得られるはずです。
この基本アクティビティを、少なくとも月1回は開催します。

活動内容
Activity

読書会とふりかえり
オンライン:毎月最終月曜日20時〜
コンセプトは「ゆる読書会」
事前に課題図書を読む前提の場合でも、「読んでいない人」も「持っていない人」も参加してよいこととします。
ただ、参加ハードルはゆるいけど、学びの取れ高には妥協しない「対話重視の読書会」です。
◆2025年の課題図書(候補)
・仲山進也著(新刊)『アオアシに学ぶ「答えを教えない」教え方』
・仲山進也著(共創本)『あの会社はなぜ「違い」を生み出し続けられるのか』
・ピーター M センゲ著『学習する組織』
・エティエンヌ ウェンガー著『コミュニティ・オブ・プラクティス』
・レイ・オルデンバーグ著『サードプレイス』
etc...
※エントリー時に読書会したい書籍があればおしえてください!
※読みたいのに、長らく積読だった本、読書会にして読んでみませんか?

定例会
オンライン:毎月15日 20時〜
みんなで定期的に集まって、コミュニティ運営に関する学びや悩み・課題を話す場です。

ひげめがねラジオ
オンライン:1回/月
「がくちょ」こと仲山と「ひややっこ」こと杉山が出会ったとき、二人とも「ひげめがね」でした。そんな二人が、コミュニティにまつわるテーマで自由気ままに話すラジオです。最近の面白かったネタや最新のコミュニティ事例など、幅広くお届けします。

ひややっこの社内報
1本/週
話すことがどこを切り取ってもコミュニティ。そんな、日々さまざまなコミュニティネタや事例に触れ、コミュニティを追求し続けているひややっこが、オシロ社内向けに毎週送っている「社内報」の一部を、コミュマネ学部にシェアします。
主な分科会活動
Group
A面は、コミュニティ運営、組織開発に興味関心の高いメンバー。この共通項で、「こんなことしたら面白そうだよね」とかもA面のプロジェクトや分科会に派生していくと思います。
A面で集ったメンバーにもB面があります。「自分はこんな趣味・特技があるので一緒に何かやりましょう」とか「こういう部活動があるとおもしろくないですか」と思ったら、どんどんB面の部活動やイベントを立ち上げていただければうれしいです。
B面の部活動(例)
・学習する組織
・カードゲーム
・AI研究
・アオアシ部
・アッサムティー部
おすすめする人
Recommend
- コミュニティ運営をしているけど、一人で悩んでいる人
- コミュニティ運営を仕事にしたいけど、どうスキルアップすればいいかわからない人
- コミュニティ運営(立ち上げ)に興味があるけど、どこから始めればいいかわからない人
- コミュニティ運営の方法やツールについてもっと知りたい人
- コミュニティ運営を語れる仲間と交流したい人
- コミュニティ運営の実践的な経験を積みたい人
- コミュニティ運営のプロフェッショナルを目指したい人

おすすめしない人
Not Recommend
- 正解を知りたい方
- 手取り足取り教わりたい方
- 実践や挑戦を恐れる方
- 他者の視点や意見を尊重しない方
- 共創や協働をしない方
- 変化を恐れる方
- 怒りや不機嫌さで他人をコントロールしようとする方

身につく感覚
Benefit
- 「運営するコミュニティが盛り上がらない」という不安を感じなくなっている
- 自分にできることがまだたくさんあると思えるようになる
- 自分のスタイルは他人と違ってよいと思えるようになる
- これまでトラブルやピンチだと思っていたことが、絶好のタイミングやチャンスだと思えるようになる
- 他者とのコラボ(共創)がうまく進められるようになっている
- 「客をファンにさせる」という表現に違和感を感じるようになっている
- 人を信頼したくなっている

Message
オシロ・杉山より
コミュニティはものすごい力を持っている
私は世界一周から帰国した24歳からアーティストとして活動を始めました。しかし、30歳で終止符を打つことになります。なぜなら、ぼくには支えてくれる人も、悩みを分かち合える相手もいなかったからです。
そんな原体験から、アーティストやクリエイターがエール(応援)を受けられるコミュニティがあったら……と思い、コミュニティプラットフォーム「OSIRO」を立ち上げました。もうすぐ10年です。今ではブランドや企業など、さまざまな方に使っていただけるようになりました。
これまでの10年間で何度も実感したのが、「ひとりではできないことが、コミュニティがあるとできてしまう」ということです。プロジェクトが動き出したり、思わぬ支援者が現れたり、誰かの投稿に勇気づけられた人が次のアクションを起こしたり。
コミュニティは、そんなふうに「可能性の連鎖反応」を起こし、「人生を豊かにする」場所なんです。
ただ、「コミュニティ運営って、難しい……」。多くのコミュニティオーナーさん、コミュニティマネージャーさんが、今そんな悩みを抱えています。メンバー対応や管理業務で時間が溶ける。盛り上げようと投稿しても反応がない。軌道に乗ったかと思いきや、自分が動かないと静かになってしまう、などなど。
それでも、みなさんコミュニティの力を信じています。だからこそ、その想いに応えたい。そのための場が「コミュマネ学部」です。能動的に動くことも歓迎ですし、いるだけでもいいです。その小さな一歩が、やがて「ひとりではたどり着けなかった未来」へとつながっていきます。あなたの歩みに、そっと寄り添えることを願っています。
がくちょ・仲山より
「コミュニティマネージャーは孤独な闘い」問題
佐渡島庸平さん(コルク代表)を通じて杉山さんと出会ったのは2018年。その後、ランチに行って話してみたら、盛り上がりすぎました。
ぼくが楽天市場の黎明期からネットショップ店長さんの横のつながりをつくる活動(楽天大学)をしてきて、いつの間にか「店長コミュニティ」ができたハナシとか、そのうち店長さん同士の「コラボ(共創)」が生まれるようになったハナシとか、「よいコラボとザンネンなコラボの違い」とか、「共創価値のつくり方のフレームワーク」などなど、自分のなかではマニアックだと思っている話題にことごとく共鳴してくれたのがきっかけで、オシロに関わるようになりました。
2023年から「オシロ大学コミュマネ学部」を共同で主宰してみて印象的だったのが、参加メンバーが杉山さんの「近況(ただの雑談?)」を聞いて「どこを切ってもコミュニティなんですね」「めちゃめちゃ学びがある」という反応をしていたことです。
「コミュマネ学部」を立ち上げるときには、「しっかりしたプログラム(お題)」をつくることが最重要だと思っていたのですが、2年間やってみて、「もっとゆるいほうが多くの人に学びの取れ高を持って帰っていただけるのだな」と思うに至りました。それが、今回のリニューアルの背景です。
この「コミュマネ学部」が、一人でコミュマネをやっていて悶々としている人の支えになったり、楽しく活躍できるコミュニティマネージャーが増えるきっかけになればうれしいです!
参加費
Plan
以下の「エントリーする」ボタンからご応募ください。
次回募集時期に、エントリフォーム提出のご連絡をいたします。
エントリー方法
How to join
- エントリー期間:2025年4月7日(月)〜4月30日(水)
- オンライン説明会:4月28日(月) 20時〜 ※イベントページからお申込みください。
- 合格発表:5月9日(金)
- 入学手続期間:5月9日(金)〜5月14日(水)
- 初回定例回:5月15日(木) 20時〜
- 初回読書会:5月26日(月)20時〜
入会の流れ
Join Us
- エントリー
- 「エントリー」ボタンをクリックして、メール認証をしてください。
- エントリーフォーム提出
- エントリー期間になりましたら、エントリーフォーム提出のご案内をいたします。
- 受付
- 応募期間終了後、結果をメールにてお知らせいたします。
- 会員登録
- 通知メールから会員登録をしてください。
クレジット決済が完了すると、会員向けページにログインできるようになります。
主宰者
Profile

杉山 博一
オシロ株式会社 代表取締役社長
元アーティスト&デザイナー。世界一周後、アーティスト活動開始、30才を機に終止符。金融サービス共同創業。ニュージーランドと東京の二拠点居住&外資系IT企業代表を経て、現在は東京に定住し「日本を芸術文化大国にする」という志を持ち、コミュニティプラットフォームを開発、システムだけでなく、サポートも合わせて行っている。

仲山 進也
仲山考材株式会社代表取締役/楽天グループ株式会社楽天大学学長
創業期(社員約20 名)の楽天に入社。2000年に「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、楽天市場出店者コミュニティの醸成を手がける。2004年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。自走型チームや共創コミュニティづくりに関する実践プログラムを提供している。著書多数。
よくある質問
Q&A
- コミュニティ運営の経験がないので、不安です。
- ご経験の無い方でも「おすすめする人」に該当する方はどなたでもエントリー可能です。参加された方々同士で協力し合いながら進めていけるので、ご安心ください。
- 地方在住でも参加できますか?
- アクティビティは原則オンライン開催です。そのため、居住地に関わらずご参加いただけます。
- リアルでの集まりは開催されますか?
- 原則オンラインでの開催ですが、オンラインイベントに、リアルの場を接続する方法を考えています。
- OSIROのプラットフォームを使っていなくても活かせる内容ですか?
- はい。「コミュマネ学部」の活動内容はOSIROのプラットフォームの利用を前提にしていません。コミュニティ運営やファシリテーションに広く応用できる考え方や技法を学び、実践する場です。
オシロとは
OSIRO is...
オシロは、「日本を芸術文化大国にする」というミッションを実現するために、作家・アーティスト、クリエイティブ産業の方々が創作活動を続けられる仕組みを開発し、2015年にβ版の提供を開始しました。
世界観にこだわれるプラットフォーム上で、メンバー同士のコミュニケーションが活性化することを得意としています。
最大の強みは「コミュニティマネージャーAI化」。コミュニティ運営の負担が軽減されるように、どなたがOSIROを使ってもコミュニティを盛り上げられるようになることを目指しています。
システムの提供に限らず、コミュニティの立ち上げからオープン後の継続的なサポートまでを伴走支援しています。

注意事項
Notes
- オシロ大学コミュニティマネージャー学部内の投稿は、メンバーのみの限定公開を前提にしています。よって、コンテンツ(動画・写真・文章等)の無断転用や許可なしでメンバーの写真のアップなどはお控えください。ただし、投稿を個人が特定できない形でご紹介させて頂く場合がありますのであらかじめご了承ください。
- メンバーが安心して気持ちよく交流出来るコミュニティをつくるため、誹謗中傷や運営側が不適切と判断したコメントは削除させて頂く場合がございます。また、他メンバーへの迷惑行為、情報商材またはそれ相当と判断されるビジネスに関わる方の入会はお断りします。確認されたメンバーには、警告や強制退会などの措置を取らせて頂くことがあります。
- 実名での参加を推奨しております。オフラインでの交流もありますので、プロフィールの設定をお願いしております。実名との不一致があった場は、各種イベントに参加いただけない場合がありますことご了承下さい。
- 退会手続きはメンバーのみなさんご自身で可能です。
- オシロ大学コミュニティマネージャー学部の利用規約に準じます。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
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