「がくちょ」こと 仲山 進也 さんの新刊「組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニング ネコトレ」 (通称「ネコトレ本」)。
発売前ですが、献本企画で一足早く頂き、届いてすぐに一気読みしてしまいました。
ありがたい!そして面白い!!
「マジメなのに報われない『組織のイヌ』が自由な『組織のネコ』視点を学んだら」というのがテーマの1冊。
「ネコのようにしなやかで自由」な働き方へのアップデートに向け、「ニャンザップ」(笑)による25個の「ネコトレ」が導いてくれます。
元となるWeb連載も読んでいましたが、連載にはなかった書き下ろしのエピローグに「いい仕事してる…!」と思いました。
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作中、ポチ山が慣習や(自分の)常識を掲げて、ネコたちの仕事の仕方について「こんなの間違っている」と不満をあらわにするも、「では、成果が上がってないんですね?」と訊かれて、「そ、それは…」とたじろぐシーンが印象的でした。
「仕事」である以上、ミッションを達成して「価値」を生み出すことがゴール。
ネコであろうがイヌであろうが、すべて「成果」や「価値」の創出に向かっていることが大切なのは、肝に銘じようと改めて思います。
今の会社組織に属してから(社員ではないですが)、6年くらいが経ちまして、自分のことは、どちらかというと「ネコ」側だと自負しているんですが、「自分の考えていることや感覚が理解されるのはなかなか難しいな」と思うことも幾度かありました。
そういう場合、多分上司や同僚はこんな風に考えたり感じてるんだろうなと相手側のイメージはついたりもして、
「ここまでナラティブが違うと伝わらなそう」と思い、いつかがくちょが言った「異常値を叩き出す」を目指して仕事をしています(まだまだですが)。
そういうわけで、この本が「ネコの人はイヌの気持ちがなんとなくわかるけど、イヌはネコのことがなかなか理解できない」というところから企画されたというのが、とても腑に落ちました。そして、その理由について「生物の進化」の視点で語られるのが、さらにスッキリした気分にさせてくれました。
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ところで、僕は日々子どもたちとサッカーをしていまして、子どもたちの多くが「ネコ」成分多めな気がしています。例えば、やりたくないことはぜんぜん集中してやらないし、「これは大事だ!」と価値を実感さえしてくれれば、単純な基礎練習ものめり込むように取り組みます。年齢が下がれば下がるほど、「誰かに言われたから」ではなく、「自分がやりたいと思ったから」行動に移す子が多いようにも見えます。
もしかしたら、実は子どもは生まれながらにみんな「ネコ」で、環境や大人の影響を受けて「イヌ」になっていくのでは、と思ったりネコの方が望ましいという理屈ではないんですけどね)。
そう思うと、確かに、子どもたちを見ていると成長して得るものは当然ありますが、子どもの時に持っていて成長(進化)の過程で失ってしまっているものも多いような気もしています。
改めて、関わる子どもたちの「ネコ」っぽさを意識的に見ていこうかなとも思いました。
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先日この本でアクティブ・ブック・ダイアローグをしましたが、1つのまとまりが短くて、みんなで分担して読むワークショップにピッタリだな〜って思います!
いろんな人とこの本を題材に話してみたいなと思いました!
なので、みなさんぜひ読んでください!
2025/11/26 01:47

